おきなわ時間

沖縄旅行に数え切れないほど行っていたが、とうとう東京から子供といっしょに沖縄移住してしまいました。沖縄本島の観光、隠れた名所、おすすめのスポット、沖縄の生活、独特のイベントなどを紹介します。

言葉のとらえかた。

      2016/11/01

沖縄に住み始めて3カ月を過ぎました。

あっという間の3か月。
その間に色々な事があったんですが、環境の違いより風土(文化)の違いというのは
人間生きていくうえで重いものだと思いました。

こちらとは言葉や言葉の意味のとらえ方が違うということがあります。
一番有名なのは「~しましょうね。」という言葉なのですが、
それとは違う言葉で言葉のとらえ方の違いに出くわしたことがあります。

息子が幼稚園に通いだしたある日、

「お友達にいんちきって言われた。」

と言ってきました。

いんちき?
何がいんちきなの??

どうやらお弁当のおにぎりに海苔を巻かずにパリパリ海苔をラップに包んで持たせた事がいんちきになった模様。

なんでいんちきなのかな?

大人としては「ははーん、別に持って行った事がずるいってことだろうな。」と思ったんですが、
いんちき≒ずるい、とは子供の頭では思わなかったようで

「僕いんちきしてないのに!」

と息子はいんちき呼ばわりされたことにご立腹でした。

そう、関東では(東京だけじゃあないよね?)いんちきとはだますとかにせものとか悪い意味合いで使うことが多いので、いんちきと言われると悪いことをしたように感じられるのです。
でも、沖縄(うるま市)では、いんちきはちょっとした「ずる」を意味する事が一般ようで「ずるいな~いいなあ~」まで含まれる感じがします。
幼稚園の先生はいんちきは悪いことじゃないよ的に息子に諭したようなので、おそらくそういう意味合いなのでしょう。

先日、先生に東京じゃいんちきは悪い意味合いで使うと伝えたら、へぇ~と驚いていました(^^;)

今じゃすっかりなれて、息子も「いんちき」という言葉を理解しております。
自分じゃあんまり使わないみたいですけどね。

こういう言葉の意味合いの違いから、コミュニケーションに齟齬(そご)が生まれるのでうちなーぐちだけでなく、同じ言葉でも意味合いをよく考えて理解して使用しないとちょっと危険です。
言葉がおかしいな?と思ったらご注意くださいね。

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